放置リストが資産に変わる|BtoB SaaS導入で売上が伸びる5つの視点
「自分なりに改善しているのに、なぜ成果が出ないのだろう。」
私は以前、問い合わせ後のフォローが止まり、
保留名簿(次アポなしリスト)が増え続ける状況に直面しました。
タスク管理はExcel。
複数人が同時アクセスし、処理が重くなり、フリーズ。
誰が最新版を持っているのか分からない。
それでも、どこか安心していました。
なぜなら、その世界は“自分で修正できる範囲”だったからです。
なぜSaaSを導入してもExcelに戻るのか
kintoneやHubSpot、Zoho CRM、F-RevoCRM。
優れたBtoB SaaSを導入しました。
しかし現場は疲弊し、やがてExcelへ逆戻り。
原因はツールではありませんでした。
心の奥にある防衛本能です。
- 失敗して評価を落としたくない
- 操作に慣れる時間が怖い
- 変化で責任が明確になることへの不安
人の脳は「得られる利益」より「失う恐怖」に強く反応します。
だから現状維持を選びます。
問題提起:進化しないことは退歩
守破離という言葉があります。
守だけに留まり、破と離に進まなければ成長は止まります。
市場は常に進化しています。
現状維持は安全ではなく、静かな退歩です。
保留名簿を放置することは、
未来の売上を静かに手放しているのと同じでした。
視点① 保留名簿は“失注”ではなく“未熟な接点”
次アポなしリストは断られたのではなく、
タイミングが合わなかっただけ。
MAツールでステップ配信を設計し、
小さな接点を積み重ねる。
これがバタフライ効果を生みます。
視点② エリアを絞る(ランチェスター発想)
すべてを追わない。
地域・業種を絞る。
一点集中で接触回数を増やすと、
小規模企業でも勝てる確率が上がります。
視点③ Excelを否定せず、橋渡しする
Excelは過去の成功体験。
否定すると抵抗が強まります。
まずはタスク項目を最小化し、
入力ミスやエラーメール確認の仕組みを整える。
視点④ スキルを広げ、全体像を理解する
SaaSは魔法ではありません。
業務フローを理解しなければ定着しません。
何でもできるスキルを少しずつ身に付ける。
現状に満足しない。
それが退歩を防ぎます。
視点⑤ 心理的安全性を設計する
「失敗しても大丈夫」という空気がなければ、
どんなツールも根付きません。
導入前に言葉を揃え、
不安を可視化すること。
参考:
失敗しないSaaS導入5つのチェックポイント
バックオフィス効率化ツール特集
SaaS導入が停滞する「言葉の壁」
小さな改善が未来を変える
私は保留名簿をエリア別に整理し、
月2回の情報提供メールを設計しました。
売り込みはしない。
価値提供だけ。
3カ月後、静かに返信が増えました。
あのとき気づきました。
進化を恐れることこそ最大のリスクだと。
BtoB SaaSはツールではありません。
成長を止めないための“進化装置”です。


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