情シスと現場の「壁」を壊す|BtoB SaaS導入が停滞する最大の理由は「言葉の壁」

情シスと現場の「壁」を壊す|BtoB SaaS導入が停滞する最大の理由は「言葉の壁」

 

BtoB SaaSを導入しようとしたものの、
「会議を重ねても話が進まない」
「情シスと現場で話が噛み合わない」
そんな経験はありませんか?

実は、BtoB SaaS導入が途中で停滞・廃止される最大の原因は、
ツールの性能や価格ではなく、部署間に存在する“言葉の壁”です。

本記事では、中小企業・士業でよくあるSaaS導入失敗の背景を整理しながら、
情シス・総務・現場をつなぐ「通訳」の考え方と、実践ポイントをわかりやすく解説します。


SaaS導入が進まない企業に共通する「言葉の壁」とは

BtoB SaaSの導入現場では、同じ日本語を使っているにもかかわらず、
部署ごとに意味がズレているケースが少なくありません。

  • 情シス:「要件定義」「API連携」「セキュリティ要件」
  • 総務:「運用負荷」「契約管理」「コスト削減」
  • 現場:「使いやすさ」「入力の手間」「今の業務が楽になるか」

それぞれが正しいことを言っているのに、
共通語がないために議論が平行線になり、導入判断が止まってしまうのです。


BtoB SaaS導入失敗の典型パターン

実際によく見られる失敗パターンは次の流れです。

  1. 話題性や評判でSaaSを選定
  2. 情シス主導で導入が決定
  3. 現場が「使いづらい」と反発
  4. 活用されず形骸化
  5. 数ヶ月後に利用停止

kintone、HubSpot、Zoho CRM、F-RevoCRMなど、
優れたSaaSでも失敗する理由は同じです。
ツールが悪いのではなく、導入プロセスに“通訳”がいないのです。


解決の糸口は「SaaS通訳」という考え方

ここで重要になるのが、部署間の翻訳役=SaaS通訳という視点です。

SaaS通訳の役割はシンプルです。

  • 情シスの専門用語を「業務改善の言葉」に変換する
  • 現場の不満を「要件」として整理する
  • 経営視点で投資対効果を言語化する

この通訳がいることで、
「難しいSaaS導入」→「自分たちの仕事を良くするプロジェクト」へと認識が変わります。


実践ポイント|小さく始めて共通語を作る

BtoB SaaS導入を成功させるために、中小企業・士業が意識すべきポイントは3つです。

1. 全社導入を前提にしない

最初から全部署で使わせようとすると、言葉の壁が一気に高くなります。
まずは一部業務・一部メンバーで試し、共通語を育てましょう。

2. 機能ではなく「困りごと」から話す

「このSaaSには〇〇機能があります」ではなく、
「この作業、毎月どれくらい時間がかかっていますか?」から会話を始めることが重要です。

3. 成果を数字で共有する

入力時間削減、対応件数増加、ミス削減など、
小さな成果を数値化することで部署間の納得感が生まれます。
これはバタフライ効果のように、後の全社展開につながります。


保留名簿(次アポなしリスト)活用にも通訳は効く

SaaS導入の考え方は、営業やマーケティングにも共通します。

たとえば、保留名簿(次アポなしリスト)

営業は「脈なし」と判断しても、
マーケティング視点では「育成リスト」になるケースがあります。

エリアを絞ったランチェスター戦略とステップメールを組み合わせれば、
次アポにつながる可能性は十分にあります。

ただし、メールアドレス入力ミスによるバウンスメールを防ぐため、
入力確認の導線設計は必須です。


まとめ|SaaS導入の成功は「翻訳力」で決まる

BtoB SaaS導入は、ツール選びの前に言葉の整理が必要です。

情シス・総務・現場、それぞれの言語をつなぐ通訳がいれば、
SaaSは単なるITツールではなく、売上と効率を生む仕組みになります。

「導入が進まない」「社内調整で疲れている」
そんな方こそ、一度立ち止まって“言葉の壁”を見直してみてください。


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